The OEKO-TEX® story

OEKO-TEX®(エコテックス®)国際共同体は、繊維製品が人の健康に悪影響を与えないことを分析試験によって確認することを目的に、1992年に設立されました。ここからOEKO-TEX® STANDARD 100(エコテックス®スタンダード100)の開発へと発展し、現在では繊維製品の安全性を保証する認証として、世界で最もよく認知され、信頼されるようになりました。設立から30余年、OEKO-TEX®(エコテックス®)国際共同体は、17の独立した繊維・皮革を主とする試験・研究機関によって構成され、広範な認証・規格のラインアップを提供しています。

2023
4月
OEKO-TEX® ORGANIC COTTON(エコテックス®オーガニックコットン) 認証開始
この認証は、農場から製品に至るまでが対象となります。OEKO-TEX® ORGANIC COTTON(エコテックス®オーガニックコットン)のラベルが付いた製品は、遺伝子組換え作物(GMO)や有害化学物質を使用せずに製造されたものです。ORGANIC COTTON(オーガニックコットン)に用いられる定量的GMO法は、微量の汚染や従来のコットンとの意図的な混合を区別できる、繊維史上初となる手法です。
2023
1月
OEKO-TEX®(エコテックス®)が ISEAL に コミュニティ会員として加盟
ISEAL は、世界で最も差し迫った課題に取り組む意欲的なサステナビリティシステムとそのパートナーを支援しています。OEKO-TEX®(エコテックス®)は、ISEAL コミュニティの一員となることで、さまざまな分野で社会と環境に前向きな変化をもたらす世界的な持続可能性システムに関与することになります。コミュニティ会員として、より良い影響を与えられるよう、システムの継続的な改善に努めます。
2022
11月
OEKO-TEX® RESPONSIBLE BUSINESS(エコテックス®レスポンシブルビジネス) 認証開始
このマネジメント認証とツールは、繊維・皮革産業のブランドと小売業者がサプライチェーンにおけるデューデリジェンスの要求事項を達成できるよう支援するものです。企業は、自社の事業活動、サプライチェーン、さらに広範な取引関係において、事業運営上の既存的かつ潜在的なマイナスの影響要因を抑制・軽減することができます。
2022
3月
OEKO-TEX®(エコテックス®) 創設30周年
OEKO-TEX®(エコテックス®)国際共同体は、30年にわたりサプライヤーと消費者のために、繊維・皮革産業のバリューチェーンにおける透明性や指標を提供し続けてきました。
これまでOEKO-TEX®(エコテックス®)を信頼し、支えてくださったパートナーやお客様に、心から感謝いたします。
2022
1月
インパクトカリキュレーター (Impact Calculator)始動
OEKO-TEX® STeP(エコテックス®ステップ)の新しいインパクトカリキュレーターは、生産工場の二酸化炭素排出量と水使用量を測定し報告するツールです。このカリキュレーターは、環境への総合的な負荷に最も大きな影響を及ぼす素材と工程段階について、初期段階の推算・評価を行うことができます。
2021
5月
MADE IN GREEN(メイドイングリーン) 5,000ラベル突破
OEKO-TEX® MADE IN GREEN(エコテックス®メイドイングリーン)は急速にその数を増やし、登録ラベル数が5,000を超えました。
2020
OEKO-TEX® STANDARD 100(エコテックス®スタンダード100) マイルストーン到達
OEKO-TEX® STANDARD 100(エコテックス®スタンダード100)認証は、年間21,000件の認証書の発行を達成し、新たな節目を迎えました。STANDARD 100(スタンダード100)は国際的に認められた繊維製品の認証で、製品に有害化学物質が含まれていないことを分析試験により保証します。
2018
OEKO-TEX® STANDARD 100(エコテックス®スタンダード100) GMO確認
STANDARD 100(スタンダード100)に綿花や綿製品向けのGMO試験を新たに導入しました。検査結果は、対象サンプルに遺伝子組換え綿の含有の有無を記載した証明書になります。
2017
2月
OEKO-TEX® LEATHER STANDARD(エコテックス®レザースタンダード) 認証開始
OEKO-TEX® LEATHER STANDARD(エコテックス®レザースタンダード)認証は、あらゆる種類の皮革製品を対象とした有害化学物質の分析試験を行います。認証制度には、繊維・皮革産業全体を通じて100カ国以上の企業が参加しています。
2017
1月
OEKO-TEX®(エコテックス®) 25年目へ
OEKO-TEX®(エコテックス®)国際共同体は、認証機関やパートナー企業とともに安全性と消費者保護を推進し、25年目を迎えました。
2016
10月
OEKO-TEX® DETOX TO ZERO(エコテックス®デトックストゥゼロ) 開始
OEKO-TEX®(エコテックス®) は、グリーンピースのデトックス・キャンペーン目標について2020年までの達成を宣言した繊維企業向けに、新しいツールであるDETOX TO ZERO(デトックストゥゼロ)の提供を開始しました。これは、繊維産業の各生産施設が自社の化学物質管理システムおよび廃水と汚泥の品質管理状況を評価し、信頼できる第三者機関による検証を通じて証明することができます。
2016
4月
OEKO-TEX® ECO PASSPORT(エコテックス® エコパスポート) 認証開始
持続可能な繊維用化学品を対象としたECO PASSPORT(エコパスポート)認証は、プロセスケミカルおよび化学合成のメーカーが、自社の製品が環境対応型繊維製造の基準を満たしていることを2段階の認証プロセスで証明します。
2015
4月
OEKO-TEX® MADE IN GREEN(エコテックス®メイドイングリーン)開始
MADE IN GREEN(メイドイングリーン)ラベルは、透明性における指標を示すもので、繊維製品の製造過程の追跡を可能にしました。ラベルを貼付した繊維製品は、有害物質の検査を受け、環境に配慮した工場で、公正な労働条件のもとで働く人たちにより生産されています。
2015
5月
MADE IN GREEN(メイドイングリーン)製品のトレース(履歴追跡)機能開始
MADE IN GREEN(メイドイングリーン)の消費者向けウェブサイトでは、ラベルが貼付された製品を簡単に追跡し、その原産地を特定することができます。製品がどこで販売されたかまで追跡できるなど、企業や消費者に高い透明性を提供します。
2015
6月
ドイツ政府がMADE IN GREEN(メイドイングリーン)を "非常に良い選択" と評価
ドイツ連邦政府が運営する、消費者の持続可能な購入の意思決定を支援するウェブサイト:www.siegelklarheit.de は、持続可能な生産における透明性に関して、MADE IN GREEN(メイドイングリーン)ラベルを「非常に良い選択」と評価しています。
2014
8月
OEKO-TEX® MySTeP(エコテックス®マイステップ)機能開始
OEKO-TEX®(エコテックス®)はTexworld USAで新ツール「MySTeP(マイステップ) 」をリリースしました。これは、繊維企業が自社のサプライチェーンを持続可能な視点に基づき透明かつ効率的に管理するためのデータベースです。
2013
7月
OEKO-TEX® STeP(エコテックス®ステップ) 認証開始
従来の「STANDARD 1000(スタンダード1000)」に代わる新たな認証として、「STeP(ステップ)」が誕生しました。STeP(ステップ)は繊維のバリューチェーンに沿った生産工場において持続可能な製造条件(環境に配慮した工程、社会的責任を果たす労働条件)を分析・評価するための統合システム認証です。
2013
6月
OEKO-TEX®(エコテックス®)サステナビリティアワード
OEKO-TEX®(エコテックス®)は繊維関連企業5社に「サステナビリティ・アワード」を授与し、サステナビリティ(持続可能性)に対する先進的な取り組みを表彰しました。賞は環境パフォーマンス、社会的責任、品質マネジメント、安全マネジメント、製品イノベーションの5部門で選出されました。
2012
4月
OEKO-TEX®(エコテックス®)20周年
OEKO-TEX®(エコテックス®)国際共同体は、設立20周年を記念し、有害化学物質検査済みの繊維製品のメリットを、マスコットキャラクターである「テクソロートル(Texolotl)」を起用して家族連れの消費者に周知したり、ロンドンオリンピックの開催期間前後に、小売店の販売員を対象としたセールスコンテストを開催するなど、さまざまな活動やキャンペーンを展開しました。
2011
1月
新米パパ・ママ向けOEKO-TEX®(エコテックス®)キャンペーン
生まれたばかりの赤ちゃんの健康に特に気を配る新米パパ・ママ向けに、OEKO-TEX®(エコテックス®)は欧州7か国でキャンペーンを実施しました。有害化学物質検査済みの繊維製品のメリットを周知するとともに、OEKO-TEX®(エコテックス®)認証製品のロンパースやスタイなどを同梱した"ベビーウェルカムパック”(合計298,000個)を配布しました。
2011
2月
OEKO-TEX® STANDARD 100(エコテックス®スタンダード100)認証 100,000件突破
OEKO-TEX®(エコテックス®)国際共同体が発行したSTANDARD 100(スタンダード100)認証が、認証創設以来、累計100,000件を達成。これにより、有害化学物質の検査を行った繊維製品に対する世界トップクラスの第三者認証ラベルとしての重要性を、改めて印象付けました。
2009
11月
OEKO-TEX®(エコテックス®)認証数 過去最多に
STANDARD 100(スタンダード100)創設以来初めて、有効認証数が12ヶ月間で10,000件を超え、OEKO-TEX®(エコテックス®)国際共同体として過去最多となる記録的な水準に達しました。
10,000件目の認証書はAnvil Knitwear (USA)のもので、綿プリントTシャツを対象にHohenstein Textile Testing Instituteが発行しました。
2007
9月
ITMA展示会に出展
OEKO-TEX®(エコテックス®)国際共同体は、ブースデザインを一新し、世界有数の繊維機械見本市であるITMAに初出展しました。8日間にわたり、OEKO-TEX®(エコテックス®)国際共同体の認証機関や世界各地にあるコンタクトオフィスのメンバーがブースに立ち、来場者にOEKO-TEX®(エコテックス®)の最新情報の提供や認証についてアピールしました。
2004
1月
赤ちゃんのための「Feel good with OEKO-TEX®」キャンペーン展開
「Feel good with OEKO-TEX®(エコテックスで気持ちよく)」広告キャンペーンでは、ベビー用品に焦点を当てました。小さな子供は特に肌が敏感なので、有害化学物質検査済みのベビー向けテキスタイルは、小さい子供とその親にとって非常に大切です。OEKO-TEX® STANDARD 100(エコテックス®スタンダード100)ラベルは、製品を購入する際に信頼できる安心材料を提供します。
2001
4月
Start of the campaign "Feel good with OEKO-TEX®"
動物をモチーフにした人気の面白イラストをメインに使用したこのキャンペーンは、「Feel good with OEKO-TEX®(エコテックスで気持ちよく)」のメッセージを、消費者に目線を合わせた遊び心あふれる表現で展開しました。ヒューマンエコロジーに最適化された繊維製品というテーマへの興味と理解を深めていただくきっかけとなりました。
1995
10月
OEKO-TEX® STANDARD 1000(エコテックス®スタンダード1000)認証開始
OEKO-TEX® STANDARD 100(エコテックス®スタンダード100)に基づく製品ベースの有害化学物質試験の補完として、繊維の生産チェーンの中で環境にやさしく、社会的責任を果たしていることが証明された生産施設に付与される認証である「OEKO-TEX® STANDARD 1000(エコテックス®スタンダード1000)」を創設しました。
1995
4月
アジア初コンタクトオフィス 開設
アジア初のOEKO-TEX®(エコテックス®)コンタクトオフィスが、スイスの繊維製品の試験・研究機関であるTestexの新しい子会社とともに開設されました。写真 Raimar Freitag(Testex CEO、左)、Tak Him Chan(新アジア支社長、右)
1993
2月
OEKO-TEX® 規約制定
OEKO-TEX® 共同体はホーエンシュタイン研究所とオーストリア繊維研究所(OETI)によって設立され、その後Testex社(繊維試験所)が加わりました。
写真:左から Raimar Freitag氏(Testex)、Prof. Wilhelm Herzog(OETI)、Ph.D.Jürgen Mecheels、Dr. Rainer Weckmann、Dieter Walden氏、Dr. Stefan Mecheels(ホーエンシュタイン研究所)
1992
4月
OEKO-TEX® STANDARD 100(エコテックス®スタンダード100) 初公開
「Interstoff trade fair」展で、OEKO-TEX®(エコテックス®)は有害化学物質検査済みの繊維製品に貼付するラベルとして、STANDARD 100(スタンダード100) を初めて公開しました。安全な繊維製品の購入を検討する消費者への信頼できる支援策提供の始まりです。
1992
3月
OEKO-TEX®(エコテックス®)国際共同体 設立
OEKO-TEX®(エコテックス®)国際共同体は、Hohenstein Research InstituteとAustrian Textile Research Institute(OETI)によって設立され、後にTestexが加わりました。
写真 左からRaimar Freitag(Testex)、Prof. Wilhelm Herzog(OETI)、Prof. Dr. Jurgen Mecheels、Dr. Rainer Weckmann、Dieter Walden、Stefan Mecheels(Hohenstein Research Institute)